一般財団法人 東洋運勢学会

特集・節気刊運勢学

第23回姓名判断

三須 啓仙

2月4日 立春

はじめに

 運勢とか占いとか特に興味のない人でも、自分の名前のこととなると、また格別の関心を抱いている人が意外に多いようです。
 運勢のリズム、高調、低調の周期は本書の九星占術で詳しく(年度運として)記した通りですが、名前(名相)の持つ運気は一生にわたる運の強弱を示しているのです。
 姓名五格の分類から人生の前半運、後半運など二期に分けてみます。
 あなたの運勢は強運か、弱運か、あるいは中運ぐらいか……。生まれ星(生年月日)では、良い運気の時期にありながら、名前の運気が弱いとその好調期が乱れてしまいます。反対に名前の運が強い人は低調運の時期でも、さしたる障害もなく乗り切っていけるのです。
 名前は単なる記号や符丁ではありません。
 人間がそれぞれ違った顔を持つように、名前もそれぞれ異なったタイプの運命を持って生きているのです。
 名前の相が秘めている「数の霊意」「音の霊意」は日本的霊性の発現されたものといえるでしょう。
なお、愛児の命名、会社名や店名、商品名などにも、この姓名判断法を応用して、よい名前を選んで下さい。

名前の数の霊意

  文字には霊意があり、名前には数があります。姓名判断のポイントは、文字の数とその構成にあります。名前を形成している文字の持つ、ニュアンスと字画数によって「幸運な名前」「不幸な名前」、様々な運命が現れてくるのです。 (数の霊意・八十一数吉凶表(二五四頁)をご覧下さい。