一般財団法人 東洋運勢学会

特集・節気刊運勢学

第1回 手相(掌紋・手形)

山口荘令

3月6日 啓蟄

手相は掌紋(手のすじ)を中心に観察しながら判断します。現在では西洋流の手相術が普及され一般の方にも大体のことはご存じでしょう。ここでは東洋流の見方のポイントについてご紹介いたします。

手の左右の役割

左手の掌紋は男女共に父親の遺伝を表示し、右手の掌紋は男女共に母親の遺伝要素を示します。一方、先天運は左手に後天運は右手に表れます。後天運とは自分の想念生活を正しく管理し努力開拓すればよい相となって自分の利き手にあらわれます。

線の説明

東洋では天地人三才といって、図中1・2・3の三線は基本的な線として重視します。特に線は細く深く明瞭で勢いをもち品格を感じさせる線を理想とし線が途中で切れたり乱れたりしますと表わす意味が変わります。次に天地人の三大線に大きく影響を及ぼす図中4の運命線と5の太陽線を考慮に入れて説明しましょう。