第最終回暦シリーズ 二十四節気・雑節
三須 啓仙
2月19日 雨水
二百十日 | 立春の日から数えて二百十日目をさします。九月一日頃でちょうど台風がやってくる季節で、農家では開花期でもあり、作物の被害に警戒する時です。 |
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二百二十日 | 同じく立春から二百二十日目のことで、農家では台風襲来で厄日としています。 |
菊の節句 | 重陽の節句、また九月節句ともいい陰暦(旧)九月九日の節句のことです。重陽とは九と九の陽数が重なる意からきた言葉ですが、菊の花を酒に入れて飲み不老長寿を祝ったのです。 |
酉の日 | 新暦十一月の酉(十二支)の日のこと。その一回目を一の酉、二回目を二の酉、三回目を三の酉として、商売繁盛を願って酉の市がたちます。鷲神社のお祭りです。 |
大祓 | 六月と十二月に行なう行事ですが、一般には十二月三十一日の大祓いが、年越祓、師走の大祓などと呼ばれて親しまれています。 罪や罰、穢れを祓い清めるために行なわれる神事で、もとは大宝律令に始まる宮中の行事でした。 |
八専 | ものごとが順調にいかない悪日とされ、結婚や造改築、あるいは仏事供養など延期するようにすすめます。八専とは、六十干支のうちの壬子から癸亥の日までの二十日間のうち、同じ五行に属する日が八日間あります。つまり五行の性が専一になるところからいったものです。 「壬子、甲寅、乙卯、丁巳、己未、庚申、辛酉、癸亥」の八日を八専というわけで、一年に六回あります。 |
十方暮 | 十干と十二支の組合せが相克する日を凶として注意をうながしたものです。労多くして効少なき日といわれ、交渉事や縁談などはまとまりをみることもなく、、また旅行にも悪い日とされています。 十方暗とも書きます。「甲申、乙酉、丁亥、戊子、庚寅、辛卯、壬辰、癸巳」の日がこれにあたります。 |