一般財団法人 東洋運勢学会

特集・節気刊運勢学

第最終回暦シリーズ 二十四節気・雑節

三須 啓仙

2月19日 雨水

立秋  夏の土用が明けて、秋の気はじめて立つ八月の八日頃です。残暑は厳しくも朝夕は涼しくなる。風のそよぎや雲の色に、どことなく初秋を感じるものです。
処暑  暑気はおさまり、涼風に秋を感じる八月二十三、、四日頃で、農作物は収穫期に入り台風の襲来が懸念されるころです。
白露  太陽が黄経一六五度にきた、九月八日頃。野に白露が宿り虫の音が美しいころ。
秋分  秋の最中で、太陽が赤道上にあって昼夜が同じ長さの日。この日から昼が短かく夜が長くなります。秋の彼岸の中日。
寒露  秋も深まり、朝夕に肌寒さを覚える十月の八、九日頃です。農作物は取り入れに追われ、ミカン狩りのシーズン。
霜降  十月二十四日頃にあたり、秋の終わり。早朝に淡い霜を見て、冬の間近いことを知るころです。
立冬  冬の気はじめて立つところから名づけたもので、十一月七日頃にあたります。日差しも短くなり、野山に枯葉が舞うころ。
小雪  太陽が黄経二四〇度に達した十一月二十二、三日頃で、北国では雪が降りはじめる季節。冬将軍の到来です。
大雪  十二月七、八日頃にあたり、山々の峰は積雪におおわれ、北風が古木立をゆるがせて寒さがきびしさを増す季節。
冬至  冬の最中、太陽が南半球の最も遠くへいくため、北半球の地域は最も日が短かくなる。新暦の十二月二十二日か二十三日にあたり、これから日中の時間が少しずつ伸び始めます。
小寒  新年(新暦)の一月六、七日ごろで、大地は凍り本格的な冬の寒風と降雪の季節。冬至から約十五日目が寒の入りで、小寒にあたります。
大寒  太陽が黄経三〇〇度に至る一月二十一、二日ごろ。寒さの絶頂期で地上は降雪と氷結の厳寒の季節です。小寒から、この大寒の季節の三十日間を『寒中』といいます。そして二月三、四日が『節分』です。