第7回 地相
赤部聖晃
6月6日 芒種
凶相の土地
周りを高い建物で囲まれた土地は、後半生にさまざまなトラブルや財政的危機に遭う可能性があり、火難に見舞われる暗示もあります。
発電所、鉄塔、高圧電線の近くは避けましょう。
貯水場など大きな建物のそばや行き止まりの土地も凶です。
沼、池、墓、塚、泥土などのような湿気、水分を多く含む土地。乾燥しているとか、凸凹であるとか、すり鉢型などの土地もよくありません。
総体的に、東西南北から吹く風や空気、温度、湿度などの地理の状態を検査することが大切です。東西の調和(バランス)に心がけるようにしてください。
宅地の中央部分が高く、小山のように盛り上がって、風雨のよく当たる場所は凶です。山頂の住宅は思いがけない災難が降りかかり、一家を不幸のどん底に落としたり、不運に出合ったりします。平和な状態は長続きしないでしょう。
三方を小山などに囲まれ、陽気を受けられない土地も凶相です。
格好の悪い動物の形をした小山や岩が飛び出したような丘、岩山の下にある土地には要注意です。墓地、教会、火葬場、病院などの跡地や埋立地、敷地のバランスの悪い土地、開拓中の小山の真下にある土地はよくありません。
建物が建っている土地で、自分にとって五黄殺、暗剣殺、歳破の方位にある所も選ばないようにしましょう。
次に上げるような土地や建物、家は避けるほうが無難です。重複する点もありますが、まとめてみましょう。
- 建物の玄関の前に円を描いた道がある所
- 真正面に道があり、突き当たりにある家
- 高い建物と高い建物の間にある土地
- 車の制限速度の速い高速道路などの高さと同じ高さの建物が建つ土地
- 玄関が隣の建物の角に面し、そのような建物が建ちやすい土地
- 建物に囲まれやすい土地
- 家と家の間に高い建物が建っている土地
- 三角形、変形した土地
- 土に締まりがなく崩れやすい土地
- 乾燥して石ころが多く土が見えない土地
- 草木の生えない土地