第5回 家相
伊賀弘
5月6日 立夏
家屋の中心と方位
家屋全体より中心を決定して、その中心に磁石と方位盤を置き、八方位に照合して判断するのが正しい方法です。正常な家相の家屋に住めば、正しい思想に恵まれ、明るい運勢に恵まれます。
張り(吉相)と欠け(凶相)
吉相は原則として、家屋全体の間口幅1/3×奥行幅1/3を限度として、その以内での張り出した部分を吉相とします。それ以上の大きな張り出しは、却って欲張りの凶相となります。凶相は家屋の欠け込んだ部分や、窪みのある部分が凶相となります。
注意を要する今年の新築・増改案
今年(癸未)平成十五年二月四日より平成十六年二月三日までの一年間は、六白金星が中宮する年で、東南に五黄殺と西北に暗剣殺、北東に歳破が回座するために、東南と西北と北東の三方位を活用することはできません。
この三方位の他に本命殺と本命的殺、死気方位と殺気方位の使用は、災害の原因を作ることになり、後日には必ず大きな災難に見舞われることになります。
しかしそれでもしなければならない場合には、方災除けのために面倒なことでも一時的に仮移転をしなければなりません。なお工事を始める前に家長の生年月日より吉方位を探して、家族の人も含めて判断をしながら、より良き将来に向かって進んで下さい。